1からわかるロコモ骨粗鬆症編

1からわかるロコモ

その4 骨を強くするには?

適度な運動、日光浴、十分な栄養が必要です

骨を強くするには、適度な運動と、カルシウムとビタミンDの摂取が必要です。また日光を浴びると、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDが皮膚でつくられ骨を丈夫にします。

50歳になる前に対策を始めましょう

骨は強度を保つために、性ホルモンの働きによって常につくり替えられています。しかし性ホルモンが減少する50歳前後、特に女性は閉経後、急激に骨量が低下。50歳以上の女性の24%、80歳以上の女性の約半数が骨粗鬆症と推測されています。骨粗鬆症予防に大切なことは、骨量が最も高まる20歳頃までに骨量を高め、50歳以降の骨量低下を食い止めることです。

骨量の低下:20歳までに骨量を高める、50歳からは骨量の低下を食い止める

骨を強くする栄養素

骨粗鬆症を予防するには、骨の主な材料となるカルシウムを摂ることが大切です。カルシウムは腸で吸収されにくいので、吸収率の高い乳製品や小魚、大豆製品で摂るとよいでしょう。また、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDや、骨の形成を促す働きがあるビタミンKもしっかりと摂りましょう。骨量は20歳頃に最も高まります。骨の成長期である子どもの頃から、これらの栄養素を摂ることが大切です。

カルシウム(乳製品、小魚、大豆製品、野菜 など)、ビタミンD(サケ、サンマ、ウナギ、きくらげ、干ししいたけ など)、ビタミンK(発酵食品(納豆やキムチなど)、ほうれん草、小松菜 など)

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  • その5 骨量はどんな検査でわかるの?
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