1からわかるロコモ骨粗鬆症編

1からわかるロコモ

その2 骨粗鬆症と健康寿命って関係があるの?

骨粗鬆症で骨折しやすい部位:背骨(椎体圧迫骨折)、肩(上腕骨近位端骨折)、太もものつけ根(大腿骨近位部骨折)、手首(橈骨遠位端骨折)

骨粗鬆症による骨折は寝たきりを招く原因になります

健康寿命を阻害する大きな原因の1つとして、転倒による骨折が挙げられます。骨粗鬆症になると、骨量が低下して骨がもろくなり、折れやすくなります。中でも特に注意したいのが、背骨(椎体)の圧迫骨折と、太もものつけ根(大腿骨近位部)の骨折。体の重みによって背骨が圧迫骨折を起こすと、背中や腰の痛みから寝込みがちになります。また、転倒などで太もものつけ根を骨折すると、治るまでの長い間歩くことができなくなります。すると、どちらも足腰の筋力が低下し、寝たきりとなる可能性が高まります。

骨粗鬆症が招く寝たきり:骨・関節・筋力の衰え:足腰の筋力が衰えると、膝関節なども弱くなりバランス能力が低下する。→転倒:足腰の筋力やバランス能力が衰えると、小さな段差などでもつまずきやすく転倒しやすくなる。→骨折:骨がもろくなっていると、転倒などの小さな負荷で骨折が起こる。骨粗鬆症は自覚症状がないため骨折して初めて気づく場合が多い。→寝たきり:立ち上がりや歩行が1人ではできなくなる。日常生活で介護が必要に。

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  • その3 骨粗鬆症はロコモと関係あるの?
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