骨と筋肉にも成長期があり、20歳頃に最も強くなります。子どもの頃の食生活や運動習慣が、生涯の骨と筋肉の健康を決めるともいえるのです。
骨の強度は性ホルモンと深くかかわっているため、性ホルモンが減少する50歳前後から骨量が低下。特に女性は、閉経後から骨量が急激に低下します。
「身長が縮む」「背中が曲がる」「背中や腰が痛む」などは、骨粗鬆症による圧迫骨折を起こしている可能性があります。80歳以上の女性の約半数が骨粗鬆症といわれます。
高齢になり骨粗鬆症になると、転倒などの小さな負荷で骨折が起こります。背骨の圧迫骨折で背中が丸くなるのも、転倒しやすい原因です。
50~60代では、転倒した時に手や肩をついて手首や腕のつけ根を、70代以降では転倒でお尻をついて、太もものつけ根を骨折しやすくなります。