セルフメディケーション事業 透明性に関する公開情報

2022年度(2022年4月~2023年3月)大正製薬株式会社のセルフメディケーション事業に関する医療機関等への金銭類提供に関する公開情報

OTC医薬品及び指定医薬部外品(以下、OTC医薬品等)の研究開発から製造販売に至るすべての段階で、製薬産業と医療機関・医療関係者とは緊密な連携が必要となります。一方、その透明性を確保していくことで、医学・薬学をはじめとするライフサイエンスの発展に寄与していること、及びその活動は高い倫理性を担保した上で行われていることについて、広く理解を得ることが重要であると考えます。このことを踏まえ、日本OTC医薬品協会によって「OTC医薬品企業の活動と医療機関等との関係の透明性ガイドライン」が策定されました。

当社は、日本OTC医薬品協会の会員企業として、研究開発においてOTC医薬品等の有効性・安全性の確認に注力していること、セルフメディケーションの振興のため、医療関係者を通じて正しい情報提供に努めていることなど、OTC医薬品企業とその活動についての理解を生活者の皆様により一層深めていただけるよう、取り組んでいきたいと考えています。そこで、当社の行うOTC医薬品等の事業活動において、日本製薬団体連合会が定める「製薬企業倫理綱領」並びに日本OTC医薬品協会が定める「OTC薬協 企業行動憲章」、「OTC医薬品等プロモーションコード」等の関係諸規範及びその精神に加え、この「OTC医薬品企業の活動と医療機関等との関係の透明性ガイドライン」に従い、以下のとおり、当社が2022年度(2022年4月1日から2023年3月31日)にセルフメディケーション事業において医療機関、医療関係者等に対して行った金銭類提供に関する情報を公開します。

A. 研究費開発費等
(共同研究費、委託研究費、臨床試験費、製造販売後臨床試験費、副作用・感染症症例報告費、製造販売後調査費)
B. 学術研究助成費
(奨学寄付金、一般寄付金、学会寄付金、学会共催費)
C. 原稿執筆料等
(講師謝金、原稿執筆料・監修料、コンサルティング等業務委託費)
D. 情報提供関連費
(講演会費、説明会費、医学・薬学関連文献等提供費)
E. その他の費用
(接遇等費用)

A.研究費開発費等

研究費開発費等には、GCP省令※1などの公的規制のもとで実施する臨床試験、OTC医薬品等の開発の治験及び製造販売後臨床試験が含まれます。また、GPSP省令※2、GVP省令※3などの公的規制のもと実施する副作用・感染症症例報告及び製造販売後調査等の費用が含まれます。

  • ※1 GCP省令:厚生労働省の「医薬品の臨床試験の実施に関する省令」(Good Clinical Practice)を指します。
  • ※2 GPSP省令:厚生労働省の「医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令」(Good Post-marketing Study Practice)を指します。
  • ※3 GVP省令:厚生労働省の「医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令」(Good Vigilance Practice)を指します。

研究開発費等:

大学等アカデミアとの共同研究にかかる経費や医療機関等に対して臨床試験や製造販売後調査を委託する際に発生する経費です。研究開発活動の一環として実施される会合の費用が含まれます。

A.研究開発費等(年間の総額を掲載しています)

公開区分名 金額(円)
共同研究費 68,351,000
委託研究費 75,808,489
臨床試験費 224,575,057
製造販売後臨床試験費 0
副作用・感染症症例報告費 0
製造販売後調査費 0

B.学術研究助成費

学術研究の振興や研究助成を目的として行われる奨学寄付金、一般寄付金、及び学会等の会合開催費用の支援としての学会寄付金、学会共催費が含まれます。

奨学寄付金:

学術研究の振興および研究助成を目的として行われる寄付金のうち、大学をはじめとする研究機関に対する教育・研究等の奨学を目的とした寄付金です。研究機器等を含む物品寄付が含まれます。

一般寄付金:

大学周年事業への寄付金、財団に対する寄付金です。

学会寄付金:

医学・薬学の学術研究の振興を目的に、学会等の会合開催をはじめとする活動費用の支援に対する寄付金です。

学会共催費:

医学・薬学の学術研究の振興を目的に、学会等と共催する会合について当社が支出する会場費、食事代、講師旅費等などの費用が含まれます。

B.学術研究助成費(年間の件数、総額を掲載しています)

公開区分名 件数 金額(円)
奨学寄付金 0 0
一般寄付金 1 50,000
学会寄付金 8 1,090,000
学会共催費 3 5,593,484

C.原稿執筆料等

医学・薬学に関する情報等を提供するための講演や原稿執筆、コンサルティング業務の依頼に対する費用等が含まれます。

講師謝金:

医学・薬学に関する情報等を提供するための講演に対し報酬として医療関係者に提供した費用等が含まれます。

原稿執筆料・監修料:

医学・薬学に関する情報等を提供するための製品情報概要(パンフレット等)の原稿執筆や監修を依頼する報酬として医療関係者に提供した費用等が含まれます。

コンサルティング等業務委託費:

医療関係者と契約にもとづいてコンサルティングや指導、アドバイスを受けた対価として提供した費用等が含まれます。

C.原稿執筆料等(年間の件数、総額を掲載しています)

公開区分名 件数 金額(円)
講師謝金 9 4,511,166
原稿執筆料・監修料 60 5,264,800
コンサルティング等業務委託費 11 4,375,000

D.情報提供関連費

医療関係者に対する医学・薬学に関する情報等を提供するための講演会、説明会等の費用が含まれます。

講演会費:

企業主催や医療団体等との共催の形で学術講演会等を開催し、医療関係者に対して自社医薬品の適正使用に関する情報をはじめ医学・薬学に関する科学的な情報を提供するための費用等が含まれます。

説明会費:

医療関係者に対して自社医薬品の適正使用に関する情報をはじめ医学・薬学に関する科学的な情報を提供するための費用等が含まれます。

医学・薬学関連文献等提供費:

医学・薬学関連の文献費用の他、著作権料が含まれます。

D.情報提供関連費(年間の件数、総額を掲載しています(「医学・薬学関連文献等提供費」は総額のみ))

公開区分名 件数 金額(円)
講演会費 0 0
説明会費 0 0
医学・薬学関連文献等提供費 0 0

E.その他の費用

社会的儀礼としての接遇等の費用が含まれます。

接遇等費用:

社会的儀礼行為としての接遇等の費用として、飲食、中元歳暮、手土産、慶弔等費用が含まれます。

E.その他の費用(年間の総額を掲載しています)

公開区分名 金額(円)
接遇費等 15,312