セルフメディケーション開発研究所
製剤第3研究室 グループマネージャー
セルフメディケーション
開発研究所
製剤第3研究室
グループマネージャー
私は、大学で生体材料工学を学び、新卒入社時は国内の化粧品メーカーに就職しました。研究開発はもちろん、企業や大学との共同研究、異業種との共同開発、ラボの立ち上げ、製品プロモーションの一環として、プレス対応や講演等々、様々な仕事を経験してきました。
2社目の企業で約10年が経過した頃、大正製薬が化粧品メーカーのM&Aをしたニュースを知りました。そして子供の頃から知っている製薬会社が、自分のキャリアと直接重なる美容分野の研究者を求めていることを知り、自分の経験を活かせる可能性と、新ビジネス立ち上げの大きな魅力を感じたのが転職の動機でした。
私は、大学で生体材料工学を学び、新卒入社時は国内の化粧品メーカーに就職しました。研究開発はもちろん、企業や大学との共同研究、異業種との共同開発、ラボの立ち上げ、製品プロモーションの一環として、プレス対応や講演等々、様々な仕事を経験してきました。
2社目の企業で約10年が経過した頃、大正製薬が化粧品メーカーのM&Aをしたニュースを知りました。そして子供の頃から知っている製薬会社が、自分のキャリアと直接重なる美容分野の研究者を求めていることを知り、自分の経験を活かせる可能性と、新ビジネス立ち上げの大きな魅力を感じたのが転職の動機でした。
入社してまず驚いたのが、医薬品と化粧品、それぞれの開発プロセスや、アプローチの方法が想像以上に異なっている点でした。
医薬品に求められることは、病気を患った部位を、健常に戻すことです。国が定めた基準に則り、万全の品質と安全性を確認しながら長い時間をかけて開発を進めます。
一方で化粧品に求めることは、人が健常状態から“美しくなりたい”というプラスαの希望をかなえること。メーカーの自己責任のもとで、数万種にも及ぶ膨大な成分から安全かつ美容に良い成分を探し出し、それらを組み合わせて活用していきます。さらに医薬品とは異なり製剤の「使い心地の良さ」も重要な開発要素です。
私が入社した当時の大正製薬は、この開発アプローチの違いに気づきながらも、まだまだ医薬品と同様の基準や考え方で化粧品を開発している状況でした。使用する成分の選択基準、製剤技術の幅、開発のスピード感等々…“化粧品開発に適した製剤技術やプロセスを融合できれば、新たな価値を生み出せる!”そう信じることができる状況でした。また当然の事ですが、“製薬会社が出す化粧品として、安心して使え、さらに効果が実感できるものを世に送り出す!”との信念は常に持って開発を進めました。社内には「ワシのマークの大正製薬が女性向けの化粧品を世に出して受け入れてもらえるのか?」と、半信半疑な声もあったようですが、開発が進むにつれて雰囲気が徐々に変化し、ついに2019年5月スキンケアブランド『AdryS』(アドライズ)を発売するに至りました。
入社してまず驚いたのが、医薬品と化粧品、それぞれの開発プロセスや、アプローチの方法が想像以上に異なっている点でした。
医薬品に求められることは、病気を患った部位を、健常に戻すことです。国が定めた基準に則り、万全の品質と安全性を確認しながら長い時間をかけて開発を進めます。
一方で化粧品に求めることは、人が健常状態から“美しくなりたい”というプラスαの希望をかなえること。メーカーの自己責任のもとで、数万種にも及ぶ膨大な成分から安全かつ美容に良い成分を探し出し、それらを組み合わせて活用していきます。さらに医薬品とは異なり製剤の「使い心地の良さ」も重要な開発要素です。
私が入社した当時の大正製薬は、この開発アプローチの違いに気づきながらも、まだまだ医薬品と同様の基準や考え方で化粧品を開発している状況でした。使用する成分の選択基準、製剤技術の幅、開発のスピード感等々…“化粧品開発に適した製剤技術やプロセスを融合できれば、新たな価値を生み出せる!”そう信じることができる状況でした。また当然の事ですが、“製薬会社が出す化粧品として、安心して使え、さらに効果が実感できるものを世に送り出す!”との信念は常に持って開発を進めました。社内には「ワシのマークの大正製薬が女性向けの化粧品を世に出して受け入れてもらえるのか?」と、半信半疑な声もあったようですが、開発が進むにつれて雰囲気が徐々に変化し、ついに2019年5月スキンケアブランド『AdryS』(アドライズ)を発売するに至りました。
大正製薬は広く世間に認知され、確固たる実績と信頼がある企業です。そして誠実に、熱心に研究開発と向き合っている企業でもあります。このことは、新たな分野に参入する際には大きなアドバンテージになると私は確信しています。今後、この利点を最大限に活用し「ワシのマーク」が美容の分野でも羽ばたけるよう尽力したいと考えています。
また、社内の研究開発部門で行われていている様々な研究の中には、治療薬として適していなくても美容においては活用できるという材料もまだまだ豊富にあります。この貴重な研究資産を有効活用することも、今後の大切な使命だと考えています。それを実現するためには「こうでなければダメだ」と凝り固まっている人よりも、「こうしてみよう!」と前向きに活動できる方、そして楽しみながら「大正製薬の可能性」を広げてくれる方と共に挑戦をしていきたいと思っています。
大正製薬は広く世間に認知され、確固たる実績と信頼がある企業です。そして誠実に、熱心に研究開発と向き合っている企業でもあります。このことは、新たな分野に参入する際には大きなアドバンテージになると私は確信しています。今後、この利点を最大限に活用し「ワシのマーク」が美容の分野でも羽ばたけるよう尽力したいと考えています。
また、社内の研究開発部門で行われていている様々な研究の中には、治療薬として適していなくても美容においては活用できるという材料もまだまだ豊富にあります。この貴重な研究資産を有効活用することも、今後の大切な使命だと考えています。それを実現するためには「こうでなければダメだ」と凝り固まっている人よりも、「こうしてみよう!」と前向きに活動できる方、そして楽しみながら「大正製薬の可能性」を広げてくれる方と共に挑戦をしていきたいと思っています。
※内容はインタビュー当時のものです。
※内容はインタビュー当時のものです。