ABOUT US

大正製薬について

大正製薬のメッセージ

あなたの、健康のそばに。

大正製薬は
「健康増進、病気の予防から治療まで
生活者の健康をトータルサポートする
総合医薬品メーカー」です。

大正製薬の事業展開

OTC医薬品と健康関連商品からなるセルフメディケーション事業と、医療用医薬品を手掛ける医薬事業の2つの事業を両輪として、セルフメディケーション事業では、「リポビタン」「パブロン」「リアップ」を始めとした多くのトップシェアブランドを保有するOTC医薬品のリーディングカンパニーとして、業界を牽引しています。医薬事業では、新製品の早期立ち上げや、LCM(ライフサイクルマネジメント)等による重点品の価値最大化を目指しています。また、開発化合物の早期承認取得やライセンス活動によるパイプラインの拡充に取り組むとともに研究開発においては、国内外の外部研究機関との連携強化や先端技術の活用等による新薬の創出に努めています。

セルフメディケーション事業

セルフメディケーション事業

セルフメディケーション事業は、100年を越えるノウハウの蓄積と強固なブランド力により、多くの方々からご支持をいただいてきた大正製薬の主力事業です。人々の健康へのニーズは質的変化の時期を迎えており、「生活者が自らの健康管理に高い関心を持ち、軽い疾病に対しては過去の自分の経験に基づき、市販の薬等で治療にあたる」というセルフメディケーションの考え方もますます高まりを見せてきました。
こうした世の中の動きに応え、「リポビタン」「パブロン」「リアップ」といった、これまで築き上げてきた主力製品のブランド価値を高めつつ、新エイジングケアブランド「THE MYTOL(ザ マイトル)」、肌ケアブランド「CLINILABO(クリニラボ)」、「プラズマ乳酸菌」配合の機能性表示食品の発売や、女性の美と健康をサポートするためのビューティケアサイト「TAISHO BEAUTY ONLINE」などといった新しい領域にもチャレンジをしています。このように、生活者のニーズに対応した新しい領域を開拓し、生活者との接点の拡大と、共感の獲得を目指した活動を実践することで、生活者から支持される強いブランドを作っていきます。
2021年度には世界のCHC企業(コンシューマーヘルスケア、主にOTC医薬品を取り扱う)のメーカーシェア第7位にランクインしており、今後もグローバル展開を目指していきます。

[ 代表的な製品 ]

ドリンク剤「リポビタン」、総合感冒薬「パブロン」、発毛剤「リアップ」、胃腸薬「大正漢方胃腸薬」、解熱鎮痛薬「ナロン」、便秘薬「コーラック」等、さまざまな製品で生活者の健康をサポートしています。

インテージ SRI+をもとに当社で推計(期間:2022年4月~2023年3月)

[ ダイレクトOTC医薬品 ]

当社は生活者の健康に寄り添う製品の発売や、関連情報を提供する事などを通じてセルフメディケーションの実現に取り組み続けています。
その一つに「ダイレクトOTC」の発売という考えがあります。ダイレクトOTCとは日本における医療の現場で使用実績がない薬を薬局やドラッグストアで販売できるように承認を得た一般用医薬品のことです。ダイレクトOTCを発売するには医療用医薬品の開発と同等の臨床試験などを行い、発売までに長い年月が掛かりますが、生活者の皆さまの健康に貢献することを信念として積極的に取り組んでいます。1999年には日本初のダイレクトOTC薬として発毛剤「リアップ」を約14年の歳月をかけ発売しました。
また、2024年春には、日本初の、“お腹が太めな方(腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上)の「内臓脂肪・腹囲を減らせる薬」”として「アライ( alli)」をダイレクトOTCとして新発売します。『一人一人が健康を維持していける環境づくりに貢献したい』、『多くの人々の健康で豊かな暮らしを守っていきたい』、そんな想いを大切にしてきた大正製薬は、健康を大切にされる方、生活習慣改善に取り組む方に寄り添い、サポートしていきたいという揺るがぬ信念のもと、約16年の歳月をかけてアライを開発しました。

[ スイッチOTC医薬品 ]

医療用として長い間使われ、効果や安全性が認められた成分を転用したOTC医薬品。総合感冒薬として50年以上の歴史を持つ、パブロンブランドで総合感冒薬のスイッチOTC薬第1号「パブロンゴールド」、日本ではじめて生活習慣病領域を対象としたスイッチOTC薬である「エパデールT」など、新たなOTC医薬品の開発に取り組んでいます。

[ 健康食品 ]

大正製薬は予防においても生活者の健康をサポートしています。生活習慣病対策をサポートするLivita(リビタ)は、大正製薬のセルフケア応援ブランドです。製薬会社ならではの安全性と有効性をベースに製品開発を行い、主にメタボリックシンドローム対策商品を中心に、さまざまな健康食品を展開しています。

医薬事業

研究開発について

医薬事業では、新製品の早期立ち上げや、LCM(ライフサイクルマネジメント)等による重点品の価値最大化を目指しています。 また、開発化合物の早期承認取得やライセンス活動によるパイプラインの拡充に取り組むとともに研究開発においては、国内外の外部研究機関との連携強化や先端技術の活用等による新薬の創出に努めています。

開発パイプラインでは、不眠症を予定適応症とした「TS-142」を国内第Ⅲ相臨床試験、海外では第Ⅰ相臨床試験を開始しました。また、高リン血症を予定適応症とした「TS-172」の国内第Ⅱ相臨床試験、うつ病を予定適応症とする「TS-161」の海外第Ⅱ相臨床試験などの開発を進めています。(2024年2月現在)

また新薬創製の競争が激しくなる中で、X線結晶構造解析を用いた創薬の標的となる分子の三次元立体構造の解明や、人工知能(AI)等、最新テクノロジーの活用により新規活性物質の創製に取り組んでいます。

[ 代表的な製品 ]

TOPICS
2024年1月に、TNFα阻害薬「ナノゾラ®皮下注30mgオートインジェクター」を発売開始しました。ボタンレスで本体を皮膚に押し当てるだけで薬剤が注入される等、関節リウマチ患者さんの使いやすさに配慮したデバイスになっています。
ナノゾラ®は、従来の抗体の約10分の1のサイズのナノボディ®分子を有する、抗TNFαナノボディ®製剤で高い炎症組織への移行性と早期からの臨床効果が期待されています。当社は、「ナノゾラ®皮下注30mgシリンジ」に加えて「ナノゾラ®皮下注30mgオートインジェクター」を販売することにより、関節リウマチの患者さんに向けて、新たな治療選択肢を提供したいと考えています。

代謝性疾患領域 「代謝性疾患領域」では、2型糖尿病治療薬として選択的SGLT2阻害剤「ルセフィ」を販売しています。
2022年6月には「ルセフィ」の追加剤形となる「ルセフィODフィルム」を発売しました。薄いシート状の薬剤であり、口腔内で速やかに溶けて服用しやすく、携帯性にも優れているため、服薬アドヒアランス向上への寄与が期待されます。

※アドヒアランス:患者さんが積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること

整形外科疾患領域 「整形外科疾患領域」では、末梢循環改善薬「パルクス」、消炎鎮痛剤「ロルカム」、骨粗鬆症治療薬「ボンビバ」、経皮吸収型鎮痛消炎剤「ロコア」など様々な薬剤を扱っています。

感染症領域 「感染症領域」では、マクロライド系抗生物質「クラリス」をはじめ、キノロン系抗生物質「ジェニナック」など、世界的に高い評価を得ている薬剤を有しています。

海外事業

大正製薬は世界有数のOTC医薬品メーカーとして、さまざまな製品群を海外で発売しています。 なかでも日本市場で圧倒的なシェアを誇るドリンク剤「リポビタンD」は1963年から海外進出を開始しており、現在では、香港、台湾、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、中国、米国に現地法人を設立。台湾、マレーシア、フィリピン、ベトナム、上海では、現地に生産拠点も構えています。 また、ドリンク剤だけでなくOTC医薬品事業も、今後の経済成長が見込まれる地域を中心に展開しています。2009年に取得した有力なプラットフォームを活用して、インドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン等に展開し、2011年にはマレーシアのHoe製薬ホールディングスの全株式を取得、2014年にはフィリピンの消炎鎮痛剤「Flanax」ブランドの販売権を買収、そして2016年にはベトナムのDHG社(ハウザン製薬)と資本業務提携契約を締結しました。
さらに、新たな国・領域への展開にも積極的に取り組んでいます。2019年にはフランスの医薬品製造販売会社であるUPSA社を子会社化。UPSA社の子会社化により今後フランスを中心とした東欧を含む欧州諸国における強固な事業基盤を獲得します。大正製薬はこれからも新たな国・領域への展開に積極的に取り組み、国際的な競争の中で着実な成長・発展を目指します。

[ 海外事業の近年動向 ]

    • 2009年

      ブリストル・マイヤーズ
      スクイブ社のアジアにおけるOTC医薬品事業を買収

    • 2009年

      マレーシアの内資No.1医薬品メーカー ホウ社買収

    • 2012年

      タイのオソサパ社とOTC医薬品事業を統合

    • 2012年

      フィリピンの消炎鎮痛剤「Flanax」ブランドの販売権を買収

    • 2016年

      ベトナムのDHG社(ハウザン製薬)と資本業務提携契約を締結

    • 2019年

      フランスの医薬品製造販売会社であるUPSA社を子会社化