2025年9月1日
2025年9月1日
大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区、社長:上原 茂](以下、当社)は、当社が日本で開発を進めてきたオレキシン受容体拮抗薬「ボルズィⓇ錠2.5mg, 5mg, 10mg(一般名:ボルノレキサント水和物、開発コード:TS-142)」(以下「ボルズィⓇ」)について、2025年8月25日に厚生労働省より「不眠症」を効能又は効果とする製造販売承認を取得しましたのでお知らせいたします。
「ボルズィⓇ」は、オレキシン受容体(OX1およびOX2受容体)に対して選択的に作用するオレキシン受容体拮抗薬で、当社で創製されました。「ボルズィⓇ」は入眠困難および睡眠維持困難の改善を認めるとともに、消失半減期が短いことから、不眠症治療薬の課題の1つである「投与翌日の持ち越し効果」の懸念が少ないことが期待されます。
不眠症患者さんを対象とした第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検比較試験(301試験)では、2週間投与時の主観的睡眠潜時(主要評価項目:sSL*1)ならびに主観的睡眠効率(重要な副次評価項目:sSE*2)は、「ボルズィⓇ」5 mg群、10 mg群のいずれもプラセボ群と比較して有意な改善が認められました(いずれもp<0.001)。また、不眠症患者さんを対象とした第Ⅲ相長期投与試験(302試験)においても、「ボルズィⓇ」5 mg群、10 mg群のいずれも、投与1週目からsSLおよびsSEの改善を認め、その効果は52週間の評価期間を通して維持され、減弱する傾向は認められませんでした。なお、臨床試験全体を通じて「ボルズィⓇ」の忍容性は良好でした。
当社は、「ボルズィⓇ」を販売することで、より多くの患者さんに不眠症治療の新たな治療選択肢を提供したいと考えています。
大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区、社長:上原 茂](以下、当社)は、当社が日本で開発を進めてきたオレキシン受容体拮抗薬「ボルズィⓇ錠2.5mg, 5mg, 10mg(一般名:ボルノレキサント水和物、開発コード:TS-142)」(以下「ボルズィⓇ」)について、2025年8月25日に厚生労働省より「不眠症」を効能又は効果とする製造販売承認を取得しましたのでお知らせいたします。
「ボルズィⓇ」は、オレキシン受容体(OX1およびOX2受容体)に対して選択的に作用するオレキシン受容体拮抗薬で、当社で創製されました。「ボルズィⓇ」は入眠困難および睡眠維持困難の改善を認めるとともに、消失半減期が短いことから、不眠症治療薬の課題の1つである「投与翌日の持ち越し効果」の懸念が少ないことが期待されます。
不眠症患者さんを対象とした第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検比較試験(301試験)では、2週間投与時の主観的睡眠潜時(主要評価項目:sSL*1)ならびに主観的睡眠効率(重要な副次評価項目:sSE*2)は、「ボルズィⓇ」5 mg群、10 mg群のいずれもプラセボ群と比較して有意な改善が認められました(いずれもp<0.001)。また、不眠症患者さんを対象とした第Ⅲ相長期投与試験(302試験)においても、「ボルズィⓇ」5 mg群、10 mg群のいずれも、投与1週目からsSLおよびsSEの改善を認め、その効果は52週間の評価期間を通して維持され、減弱する傾向は認められませんでした。なお、臨床試験全体を通じて「ボルズィⓇ」の忍容性は良好でした。
当社は、「ボルズィⓇ」を販売することで、より多くの患者さんに不眠症治療の新たな治療選択肢を提供したいと考えています。
ボルズィⓇ錠2.5mg, 5mg, 10mg
ボルズィⓇ錠2.5mg, 5mg, 10mg
ボルノレキサント水和物
ボルノレキサント水和物
不眠症
不眠症
通常、成人にはボルノレキサントとして1日1回 5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状による適宜増減するが、1日1回 10mgを超えないこととする。
通常、成人にはボルノレキサントとして1日1回 5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状による適宜増減するが、1日1回 10mgを超えないこととする。
*1 sSL(subjective Sleep Latency): 睡眠日誌を用いた主観的評価による睡眠潜時(就床から眠りにつくまでの時間)のことです。不眠症治療薬の入眠効果を評価する指標の一つです。
*2 sSE(subjective Sleep Efficiency): 睡眠日誌を用いた主観的評価による睡眠効率(就床時間のうち睡眠時間が占める割合)のことです。不眠症治療薬の睡眠維持効果を評価する指標の一つです。
*1 sSL(subjective Sleep Latency): 睡眠日誌を用いた主観的評価による睡眠潜時(就床から眠りにつくまでの時間)のことです。不眠症治療薬の入眠効果を評価する指標の一つです。
*2 sSE(subjective Sleep Efficiency): 睡眠日誌を用いた主観的評価による睡眠効率(就床時間のうち睡眠時間が占める割合)のことです。不眠症治療薬の睡眠維持効果を評価する指標の一つです。