2025年5月12日
2025年5月12日
大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区、社長:上原 茂](以下、当社)は、SGLT2阻害剤「ルセフィⓇ(一般名:ルセオグリフロジン水和物、開発コード:TS-071)」について、日本国内の2型糖尿病における小児の用法及び用量を追加する承認事項一部変更承認申請を2025年4月28日に行いましたのでお知らせいたします。
ルセフィⓇは、当社が創製したナトリウム-グルコース共輸送体2(sodium-glucose cotransporter 2; SGLT2)の選択的阻害剤であり、糖を尿と共に体外に排泄することで血糖値を低下させる薬剤です。2014年3月に成人の2型糖尿病を適応とした製造販売承認を取得し、2014年5月よりルセフィⓇ錠を、2022年6月よりルセフィⓇODフィルムを発売しております。
最新の報告によると、2015~2018年度の国内の小児2型糖尿病の登録例数は約800例前後で推移しています1)。小児2型糖尿病の治療は、成人と同様、食事・運動療法が基本となりますが、これらを行っても良好な血糖コントロールが得られない場合には薬物療法が開始されます。現在、日本国内で小児の用法及び用量が承認されている経口血糖降下薬は、ビグアナイド薬とスルホニル尿素薬の一部に限られます。今回、SGLT2阻害剤である「ルセフィⓇ」の小児に対する用法及び用量を追加することにより、小児2型糖尿病の薬物治療に新たな選択肢を提供できると考えております。
当社は、小児2型糖尿病患者さんの薬物治療に貢献できるよう、引き続き努めてまいります。
以上
大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区、社長:上原 茂](以下、当社)は、SGLT2阻害剤「ルセフィⓇ(一般名:ルセオグリフロジン水和物、開発コード:TS-071)」について、日本国内の2型糖尿病における小児の用法及び用量を追加する承認事項一部変更承認申請を2025年4月28日に行いましたのでお知らせいたします。
ルセフィⓇは、当社が創製したナトリウム-グルコース共輸送体2(sodium-glucose cotransporter 2; SGLT2)の選択的阻害剤であり、糖を尿と共に体外に排泄することで血糖値を低下させる薬剤です。2014年3月に成人の2型糖尿病を適応とした製造販売承認を取得し、2014年5月よりルセフィⓇ錠を、2022年6月よりルセフィⓇODフィルムを発売しております。
最新の報告によると、2015~2018年度の国内の小児2型糖尿病の登録例数は約800例前後で推移しています1)。小児2型糖尿病の治療は、成人と同様、食事・運動療法が基本となりますが、これらを行っても良好な血糖コントロールが得られない場合には薬物療法が開始されます。現在、日本国内で小児の用法及び用量が承認されている経口血糖降下薬は、ビグアナイド薬とスルホニル尿素薬の一部に限られます。今回、SGLT2阻害剤である「ルセフィⓇ」の小児に対する用法及び用量を追加することにより、小児2型糖尿病の薬物治療に新たな選択肢を提供できると考えております。
当社は、小児2型糖尿病患者さんの薬物治療に貢献できるよう、引き続き努めてまいります。
以上
1):国立成育医療研究センター研究所 小児慢性特定疾病情報室. 小児慢性特定疾病児童等データベースの登録状況(現況値)-2015~2019 年度の疾病登録状況等-. 令和4年度「小児慢性特定疾病における医療・療養支援および疾病研究の推進に関する研究」分担研究報告書https://www.shouman.jp/research/pdf/r4reports/02_buntan16.pdf
1):国立成育医療研究センター研究所 小児慢性特定疾病情報室. 小児慢性特定疾病児童等データベースの登録状況(現況値)-2015~2019 年度の疾病登録状況等-. 令和4年度「小児慢性特定疾病における医療・療養支援および疾病研究の推進に関する研究」分担研究報告書https://www.shouman.jp/research/pdf/r4reports/02_buntan16.pdf
ルセフィⓇ錠2.5mg、ルセフィⓇ錠5mg
ルセフィⓇODフィルム2.5mg
ルセフィⓇ錠2.5mg、ルセフィⓇ錠5mg
ルセフィⓇODフィルム2.5mg
ルセオグリフロジン水和物
ルセオグリフロジン水和物
2型糖尿病
2型糖尿病
通常、成人にはルセオグリフロジンとして 2.5mg を1 日1 回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら5mg 1 日1 回に増量することができる。
通常、成人にはルセオグリフロジンとして 2.5mg を1 日1 回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら5mg 1 日1 回に増量することができる。
※ 現時点でルセフィⓇの国内における承認内容は上記の通りであり、小児に対する用法・用量は承認されておりません。
※ 現時点でルセフィⓇの国内における承認内容は上記の通りであり、小児に対する用法・用量は承認されておりません。