医薬事業Prescription
pharmaceuticals

重点領域・パイプライン

国内の研究開発基盤を整備し、世界市場を目指した新薬開発力を強化次なる成長に向けた、
戦略的開発を展開

世界的に激化している新薬開発。今後、オリジナリティーの高い新薬の開発と継続的な発売なしにメーカーとして生き残ることはますます難しくなると考えられます。新薬開発における基本戦略は「整形外科疾患」「代謝性疾患」「感染症」「精神疾患」を重点領域とし独自性のある新薬を開発すること。その実現のために、国内の研究開発基盤を整備し、世界市場を目指した新薬開発力を着々と強化させています。

重点領域

重点領域「整形外科疾患」「代謝性疾患」「感染症」「精神疾患」のイメージ図

2014年5月に発売した自社創製の2型糖尿病治療薬「ルセフィ」に続き、2016年1月に経皮吸収型消炎鎮痛剤「ロコア」を発売しました。また、Ablynx社から導入した抗TNFαナノボディⓇ※製剤「ナノゾラ」について自社による開発を進め、2022年9月に「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」を適応症とする製造販売承認を取得し、同年12月に発売しました。
※『ナノボディ』はAblynx社の登録商標です。

新薬創製の競争が激しくなる中で、重点領域を中心に多くの新薬を継続して創出するため、社外の研究機関や国内外の企業と共同して研究開発を行うと同時に、候補物質の導入にも注力し、パイプライン(開発品のラインアップ)の充実に努めています。

X線結晶構造解析を用いた創薬の標的となる分子の三次元立体構造の解明、人工知能(AI)等最新テクノロジーの活用により、新規活性物質の創製に取り組んでいます。最適化された開発候補物質については、国内外で臨床試験を実施し、病気に苦しむ患者様のもとに一日も早く医薬品として届けられるよう、日夜、研究開発活動を続けています。

パイプライン

(2024年2月13日現在)
開発コード 剤形 予定適応症 開発
形態
開発ステージ
フェーズ
1
フェーズ
2
フェーズ
3
申請

TS-071*
一般名:ルセオグリフロジン水和物
経口 2型糖尿病
(小児)
自社
TS-142 経口 不眠症 自社
TS-172 経口 高リン血症 自社

TS-161 経口 うつ病 自社
TS-134 経口 統合失調症 自社
TS-142 経口 不眠症 自社
* TS-071:SGLT2阻害剤 製品名:ルセフィ®