薄毛・抜け毛の
メカニズム

知っておきたい
ヘアサイクルのこと

2人に1人が「薄毛・抜け毛が気になる」

20歳から79歳の男性に行った調査で、薄毛・抜け毛で悩む人は約62%もいるというデータがあります。(当社調べ)つまり、20代から中高年までの男性のうち、半分以上の人が薄毛・抜け毛に悩んでいることになります。
薄毛・抜け毛は、頭皮の炎症、他の病気や薬剤の影響、そして老化など様々な原因が考えられますが、こうした幅広い世代で最も多いのが、壮年性脱毛症。一般的には遺伝性の薄毛または抜け毛のことを言います。ヘアサイクルに変化が起こり、ゆっくりと何年もかかって進行し、目立つようになるものです。薄毛・抜け毛が気になる人は、既に壮年性脱毛症がゆっくり進行中なのかもしれません。

ヘアサイクル(毛周期)のしくみ

髪の毛の本数は生まれた時点で決まっており、およそ10万本あります。髪には一定の寿命があり、成長したあと自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい毛髪が生えます。この繰り返しをヘアサイクル(毛周期)といいます。ヘアサイクルは、成長期(初期・後期)、退行期、休止期に分かれ、それぞれの時期の毛髪・毛包は、下表のような状態を示します。通常、成長期の毛髪は全体の80~90%、休止期の毛髪は10~20%を占めるといわれています。

ヘアサイクルにおける毛髪と毛包の状態

  成長期 退行期 休止期
  初期成長期 後期成長期
毛髪 新しい毛髪が生え、
古い毛髪が抜ける
成長する 成長しない 成長しない
毛包 成長し始める 成長する 小さくなる 小さくなったまま
成長しない

抜け毛のメカニズムと壮年性脱毛症

ヘアサイクルが短くなることで起こる抜け毛

正常な頭皮のヘアサイクルに比べ、壮年性脱毛症の頭皮ではヘアサイクルが短くなる現象が起こっています。1日に抜ける髪の毛は50本~100本ぐらいで、100本以内であれば特に心配する必要はありません。しかし、抜け毛の数がそれ以上になると壮年性脱毛症の可能性があります。
壮年性脱毛症の頭皮では次のような現象が起こっています。

壮年性脱毛症の病理

現 象
毛髪 硬毛の軟毛化 成長期の毛髪の割合が減少し、
細い毛髪が増えると共に抜け毛が増えます。
毛包 毛包の
ミニチュア化
成長期の毛包が十分に成長せず、
早く退行期・休止期に移行してしまい、
毛包が小さくなっていきます。

ヘアサイクルと壮年性脱毛症

壮年性脱毛症のタイプ

男性の場合

抜け毛に6つのタイプ

抜け毛のタイプは、1つではありません。生え際や頭頂部、そりこみ部分からなど脱毛の仕方によって6つのタイプがあり、人それぞれ異なります。脱毛の状態がいずれかに当てはまる場合、あなたは壮年性脱毛症である可能性が高いといえるでしょう。

男性の壮年性脱毛症のタイプ

Ⅰ型
Ⅱ型
Ⅲ型
Ⅳ型
Ⅴ型
Ⅵ型

壮年性脱毛症のタイプ別の進行

脱毛タイプ 初期 中期 脱毛タイプの説明

全体が薄くなるタイプ
特徴としては、髪の生え際から頭頂部にかけて全体的に薄くなっていきます。抜け毛の量や薄毛が急ではなく、ゆっくりと進行していきます。

前頭部・頭頂部から後ろに向かって薄くなるタイプ
特徴としては前頭部・頭頂部から後ろに向かって薄くなっていきます。
進行が進むと側面のみに毛髪が生えている状態になります。

前頭部からM字型に薄くなるタイプ
特徴としては、前頭部の特に剃りこみ部分からM字型に薄くなっていきます。

Ⅲ型に加え頭頂部からも薄毛が進行するタイプ
特徴としては、前頭部の生え際からM字型に薄くなっていくのに加え、頭頂部から薄毛が進行していきます。

  額の真ん中から徐々に後退していくタイプ
特徴としては、額の生え際、特に真ん中から徐々に後方へ薄毛が広がっていきます。

  頭頂部から輪が広がるように薄くなっていくタイプ
特徴としては、頭頂部から輪が広がるように薄くなっていきます。正面からは確認しづらく、本人が発見しにくいタイプになります。

女性の場合

女性も、わずかに存在する男性ホルモンの影響で壮年性脱毛症を起こすことがあります。
女性の場合は、毛髪が細くなったり、コシがなくなったり、頭頂部を中心に毛髪の本数が減って地肌が見えるようになります。男性の場合と異なり、前頭部の生え際の後退はなく、全体が薄くなるので、脱毛部の境界がはっきりしません。

女性の壮年性脱毛症のタイプ
女性の壮年性脱毛症のタイプ