ヘアケア講座

知っておきたい女性の髪の毛のトラブル

女性の薄毛・抜け毛の原因

女性の薄毛・抜け毛は30代以上に多く見られます。原因はさまざまです(下記参考)。
ただし、甲状腺や卵巣の病気、鉄欠乏性貧血、膠原病など全身性の病気の症状として起こるケースもあるので注意しましょう。

壮年性脱毛症
男性ホルモンにかかわる遺伝的要素により、分け目から薄毛が目立ちはじめ、徐々に頭部全体へ広がっていき、地肌が透けて見えるようになります。
出産後脱毛症
妊娠中は女性ホルモンの増加により脱毛が一時的に抑制されます。出産後はホルモンバランスが通常に戻り脱毛が起こります。
ダイエットによる脱毛
過剰なダイエットにより栄養不足となり、毛を作るためのタンパクなどが髪を作る毛根部に行き届かなくなり脱毛が起こります。
円形脱毛症
精神的ストレスや自己免疫、自律神経の異常により、円形または楕円形の脱毛が起こります。進行すると融合し、大局面をつくることもあります。

頭髪密度減少チェック

徐々に進行する女性の壮年性脱毛症は、ヘアサイクルに変化が起こることで「頭髪密度」が減少していきます。
次のようなことに気づいたらそれは「頭髪密度」の減少かもしれません。チェックしてみましょう。

  • 思い通りのスタイリングが決まらなくなった
  • 昔できた髪型ができなくなった
  • 髪を束ねたときの太さが以前より細くなった
  • 髪のボリュームがなくなった
  • 洗ったときに地肌が透けるようになった
  • 濡れたり、湿気が多いと髪がペチャンコになる
  • 家族、美容院等で指摘された
  • 床や浴室の排水溝をみて抜け毛が増えたと感じる

気をつけたい髪のダメージ

髪の毛の構造

紫外線の影響

「秋は抜け毛の季節」です。
その要因として考えられているのが、夏に受ける紫外線によるダメージ。特に4月~8月は紫外線が強くなります。
お肌の紫外線対策と同じように、地肌、髪の紫外線対策も忘れずに。

髪や頭皮に影響を与える2種類の紫外線
UV-A

腫れを起こすほど作用は強くないが、ガラス窓も通過し、室内にも届いている。長い間にはシワやたるみといった老化の原因にもなる。

UV-B

急性の紫外線障害の中心、赤く腫れる日焼けを引き起こす。

紫外線が地肌に与えるダメージ
紫外線は地肌の毛根部まで届きます。
すると、地肌の新陳代謝が悪くなり毛根が正常に機能しなくなり脱毛することもあるといわれています。
紫外線が髪に与えるダメージ

強い紫外線は髪の強さを保つ構造(シスチン結合)を切断し、表面を覆っているキューティクルをはがし、 内部のメラニン色素やケラチンなどのタンパク質まで傷めてしまいます。
結果、髪のツヤが失われ、パサつき、ゴワつきなどの原因になるといわれています。
シスチンは髪に最も多く含まれるアミノ酸

パーマやカラーリングの影響

髪はケラチンというタンパク質でできたキューティクルによって保護されています。
パーマやカラーリングは、そのキューティクルの隙間から薬剤を入れるため髪が傷んでしまうのです。傷んでいる髪はツヤがなくなり、切れやすく、弱い髪となってしまいます。
また、体質によっては、薬剤が地肌につくとアレルギーによるかぶれが起きたりすることもあるので注意が必要です。
市販のカラーリングを使う場合は、よく染まるように液をつけた後の放置時間を長くする人もいますが、注意書きの時間を守って使用しましょう。
また、パーマ、カラーリング両方行う場合は1週間以上時期をずらし、トリートメントやコンディショナーなどで十分なケアを。