ヘアケア講座

髪の毛の仕組み

最近、髪にハリ・コシがない。
ボリュームがない。抜け毛が多くなった…。
髪は人の印象を大きく変えます。
意外と知られていない髪について、考えてみませんか?

髪は深部で生まれる

頭髪の構造は、皮膚の上に出ている毛幹と、皮膚の中にかくれた毛根に分けられます。
毛根の深部には毛乳頭と毛母細胞があり、それらを毛包(もうほう)が包んでいます。
髪の成長には、毛包につつまれた毛乳頭と毛母細胞が大きな役割をしています。

【毛乳頭】 毛細血管が入り組み、血液中から栄養を受け取って毛母細胞へ供給します。
【毛母細胞】 毛乳頭から栄養を受け取り、さかんに細胞分裂し、髪を形成していきます。
【毛包】 髪の成長に伴い、毛包も深く大きく成長していきます。

髪の生まれ変わるサイクル

髪は常に成長しているのではなく、一定の寿命があります。
成長したあと自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい髪が生まれる、この繰り返しをヘアサイクルといい、成長期(初期、後期)、退行期、休止期と分かれます。
成長期は健康な髪では2~6年間といわれています。

ヘアサイクル
  成長期 退行期 休止期
初期成長期 後期成長期
新しい髪が生え
古い髪が抜ける
成長する 成長しない 成長しない
毛包 成長しはじめる 成長する 小さくなる 小さくなったまま
成長しない

壮年性脱毛症って?

男性だけでなく女性にも見られる一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛で、分け目から薄毛が目立ちはじめ、徐々に頭部全体へ広がっていき、地肌が透けて見えるようになります。(頭髪密度の減少)

「頭髪密度」の減少とは

「頭髪密度」とは単位面積あたりに生えている髪の本数のことで、日本人女性の髪の本数は人によって違いはありますが、1cm²あたり約180本以上が正常とされています。

「頭髪密度」の減少とは次の3つのことをいいます。
1. 髪の毛が細くなる
2. 髪の本数が減る
3. 発毛しなくなる
女性の壮年性脱毛症は、この3つが複合的に起こり、「頭髪密度」が減少していきます。
  • 細くなる(本数は減っていない)
  • 少なくなる(毛穴から1本ずつしか生えてこない)
  • 少なくなる(新しい髪に生え変わらない)

ヘアサイクルの変化

頭髪密度が減少するのは、成長期の短縮化というヘアサイクルの変化により、髪と毛包が十分に成長できなくなり、太く健康な髪に育たなくなってしまう現象が起きているからです。

  現象
髪が細くなる 成長期の髪の割合が減少し、細い髪が増えると共に抜け毛が増えます。
毛包 毛包の
ミニチュア化
成長期の毛包が十分に成長せず、早く退行期、休止期に移行してしまい、毛包が小さくなっていき太い髪が作られなくなります。
ヘアサイクルの変化