
頭髪の構造は、
皮膚の上に出ている毛幹と、
皮膚の中にかくれた毛根に分けられます。
毛根の深部には毛乳頭と毛母細胞があり、
それらを毛包(もうほう)が包んでいます。
髪の成長には、毛包につつまれた毛乳頭と毛母細胞が
大きな役割をしています。

| 【毛乳頭】 | 毛細血管が入り組み、血液中から栄養を受け取って毛母細胞へ供給します。 |
|---|---|
| 【毛母細胞】 | 毛乳頭から栄養を受け取り、さかんに細胞分裂し、髪を形成していきます。 |
| 【毛包】 | 髪の成長に伴い、毛包も深く大きく成長していきます。 |
髪は常に成長しているのではなく、一定の寿命があります。
成長したあと自然に抜け、再び同じ毛穴から新しい髪が生まれる、この繰り返しをヘアサイクルといい、成長期(初期、後期)、退行期、休止期と分かれます。成長期は健康な髪では2〜6年間といわれています。

| 成長期 | 退行期 | 休止期 | ||
|---|---|---|---|---|
| 初期成長期 | 後期成長期 | |||
| 髪 | 新しい髪が生え 古い髪が抜ける |
成長する | 成長しない | 成長しない |
| 毛包 | 成長しはじめる | 成長する | 小さくなる | 小さくなったまま 成長しない |
男性だけでなく女性にも見られる一般的に遺伝性の薄毛または抜け毛で、分け目から薄毛が目立ちはじめ、徐々に頭部全体へ広がっていき、地肌が透けて見えるようになります。(頭髪密度の減少)
これはヘアサイクルの変化により、髪と毛包が十分に成長できなくなり、太く健康な髪に育たなくなってしまう現象が起きているからです。
| 現象 | ||
|---|---|---|
| 髪 | 髪が細くなる | 成長期の髪の割合が減少し、細い髪が増えると共に抜け毛が増えます。 |
| 毛包 | 毛包のミニチュア化 | 成長期の毛包が十分に成長せず、早く退行期、休止期に移行してしまい、毛包が小さくなっていき太い髪が作られなくなります。 |
ボリュームダウンした髪では、成長期の短縮化というヘアサイクルの変化により、髪と毛包が十分に成長できなくなります。
