先輩社員紹介 研究(安全性研究室)の先輩社員 安全性は医薬品の信頼に直結 緻密に、慎重に、医薬品づくりに貢献

業務内容

私の所属する研究室では、医療用医薬品やOTC医薬品などの元となる「種」である化合物の安全性が確保できるまで、あらゆる試験と評価を繰り返し、人体へのリスクを減らすことをミッションとする部署です。創薬研究や製剤の試作部署、臨床研究、承認申請を担当する部署などと、評価結果や進捗状況を共有しながら進めています。入社後、一般毒性試験の担当に始まり、特殊毒性試験も担当してきました。現在では、安全性評価計画の立案や申請資料をまとめたりする役割も担っています。

小山 知子 安全性研究室 2006年入社 薬学研究科 薬学専攻卒

信頼関係で結ばれたチームだから良い仕事ができる

 どんなに薬効があっても、副作用が強すぎたり、大きなアレルギー反応が出たりしては医薬品に出来ません。医薬品づくりのプロジェクトにおいては、段階に応じて標準的な試験項目が決まっています。まず、リスクが高い項目から検査を進め、段階を追ってふるいにかけることで、対象となる化合物の安全性を高めていきます。大正製薬では、この過程を一人で行うのではなく、チームで推進していきます。チームで行うことの魅力は、全員が同じ目標に向かって実験ができるということです。また、チームの仲間だけでなく、関連部署との連携も欠かせません。薬の「種」を見つける創薬研究や製剤の試作部署、臨床研究、承認申請を担当する部署などと、評価結果や進捗状況を常に共有しながら進めています。さまざまな部署から専門家が集まるので、それぞれ注目する点やこだわりを持つポイントに違いがあります。ただ、一つの薬を世の中に出すという熱い気持ちは同じです。だからこそお互いが信頼関係で結ばれ、腹を割って意見を言い合うことができるのだと思います。大正製薬にはしっかりしたチームワークがあり、その結果、優秀な医薬品を生み出しています。

周囲の貴重なアドバイスが私を成長させてくれた

 医薬品には効果と副作用の両方があります。安全性評価では、いろいろな実験から総合的に判断してリスク・ベネフィットのバランスを考えることも大切だと常に思っています。そのため、単に毒性のあるなしではなく、その毒性が患者さんや生活者の皆さんにどれだけのインパクトを与えるものかを考えて評価するよう、心がけています。その半面、私たちが毒性を見逃したら、患者さんの健康被害につながるかもしれないという社会的責任の大きさも感じています。それだけにやりがいも大きい仕事だと感じています。
実験で得られた膨大なデータに基づいて安全性を総合評価し、資料としてまとめるのも安全性研究室の大切な仕事です。入社3年目に経験したFDA(米国食品医薬品局)への報告書提出では、社内の専門部署の厳しいチェックを通過するために苦労しました。途中くじけそうにもなりましたが、先輩や上司をはじめ周囲の方が熱心にアドバイスしてくださり、最後まで諦めることなく一つひとつの疑問点や課題に着実に対応した結果、成果につながりました。あの達成感は忘れることが出来ません。今でも仕事をする上で大きな自信となっており、新たなステップへの原動力となっています。とても緊張感のある職場ですが、部門の結束力は強く、若い社員も活躍できるフィールドがあります。

思い入れのある製品

リアップリジェンヌ

初めて本格的に関わった思い出深い製品です。当社既存の女性用発毛剤の主要成分に頭皮環境を整える有効成分を配合し、“より効果のある製品を”、というコンセプトでプロジェクトはスタートしました。実験では皮膚への刺激が強くないか、開封後、時間が経過した製品でも危険がないかなどについて検査し、改良と実験を繰り返しました。承認が取れたときはそれまでの苦労が吹き飛び、心から喜んだことを覚えています。今でも『リアップリジェンヌ』が店頭に並んでいたり、雑誌で取り上げられたりするのを見ると、思わず微笑んでしまいます。

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