ねぎに含まれるアリシンという成分が、食欲を増進し、からだをあたため、血行を良くして、ウイルスからからだを守ってくれます。
ねぎの緑色の部分にも、カロテンやカルシウムを多く含んでいます。

秋から冬が旬の大根には酵素が含まれており、胃液を促進し、消化を促進する効果があります。
おろし汁には消炎効果もあり、かぜで胃腸が弱ったときには、大根メニューがおすすめです。

しょうがの独特な香りと辛みが、血行を良くし、からだをあたためる効果をもっています。
肉と一緒に料理することで、肉の匂いを抑えるだけでなく、肉をやわらかくする効果もあり、消化を助けてくれます。

豚肉はお肉の中でも、疲労回復に良いとされています。また、お肉のたんぱく質を構成しているアミノ酸には、かぜを予防する効果も。
弱って体力が落ちたときに最適な栄養食品なのです。

熱が出て、黄色い鼻みずやたんが出たり、のどが痛むかぜのときには、余分な熱を除き、潤す働きがあるトマトがおすすめ。
豊富に含まれるリコピンには、ウイルスへの抵抗力をアップさせる効果があります。ただし寒気があるときは向かないので注意しましょう。

れんこんにはエネルギー源となるでんぷんが栄養素として入っています。
また胃壁を防御するぬめり成分や、疲れた胃腸に良いタンニンも含まれているので、弱った体に最適な食材です。

春菊の香り成分には、たんを切りせきを鎮める働き、胃もたれを解消し食欲増進をサポートする働きがあり、かぜの時の食事には優秀な食材です。
特に、せきが残り体力が低下しがちな、治りかけにおすすめ。加熱のしすぎは控えましょう。

りんごは、食物繊維やミネラル、カリウムが豊富に含まれます。消化を促し、かつ粘膜を保護するので、弱った胃腸に効果的です。
また、クエン酸、リンゴ酸を豊富に含んでいて、疲労回復にも効果があります。

豆腐は高タンパクで消化が良く、体力低下時の栄養補給に最適です。
胃腸やのどに負担をかけずに活力源となってくれるため、かぜの時の食事にはうってつけの食材です。

炭水化物の消化を助ける酵素・ジアスターゼや、デンプンを分解する酵素のアミラーゼが豊富に含まれている食材です。
漬物や煮付け、サラダなど様々な調理法でおいしく頂くことが出来ます。

冬になるとおいしい、ほくほくとしたさつまいもは、食物繊維が豊富で腸の動きを活発にしてくれます。
健康増進によい栄養素がさまざま含まれており、食欲がない時こそおすすめの食材です。

風邪のときに失われがちなビタミン、ミネラルを豊富に含むかぼちゃは、栄養の宝庫。
中でもビタミンAは粘膜の乾燥を防ぎ、のど・口・鼻のバリア機能を高めます。

ひんやりと喉越しがよいヨーグルトは、風邪の食事にうってつけ。腸内環境を整え免疫力を高める効果も期待でき、胃腸の不調をまねきやすい夏かぜでの整腸作用にも。
かぜで失われた水分の補給もでき、調理が簡単なところもうれしいポイント。

胃腸にやさしくかぜで弱ったときも食べやすいバナナは、カリウムを豊富に含みます。
カリウムには利尿作用があり、水分や毒素を排出し熱をさげる効果が知られています。しっかり水分補給をしながらとりたい食材です。

ほうれん草に含まれるビタミンAやビタミンCは抗酸化ビタミンの1つで、免疫機能の低下を抑制することが期待できます。
また、ほうれん草は年中手に入りやすく様々な料理でおいしくいただくことができるので、おすすめの緑黄色野菜です。