忙しい毎日、ストレスが多い環境の中、頭痛に悩んでいる人はたくさんいます。
頭痛にはいろいろな種類がありますが、日常的によくみられるのは、検査をしても異常が見つからない「機能性頭痛」といわれ、頭痛のほとんどは、こちらのタイプにあてはまります。
この「機能性頭痛」の中にもいくつか種類がありまずが、その原因のほとんどは、普段の生活にあるといわれています。
頭痛のタイプと原因を知ることで、セルフケアのヒントが見つかるかも知れません。
「頭痛がひどくて・・・」と悩んでいる方は、まずは頭痛の種類と原因を知り、自分の頭痛タイプをチェックしてみましょう!
ここでは、病気が原因ではない、日常的によくみられる「機能性頭痛」の主なタイプ、
緊張型頭痛、片頭痛や群発頭痛についてご紹介します。
慢性頭痛の大半がこのタイプ。頭蓋を包んでいる筋肉が持続的に収縮するために起こります。頭痛の程度に強弱はありますが、頭を締めつけられるような痛みで、ダラダラと続き、からりと晴れ上がることはありません。
また、肩こり・首のこりを伴い、頸部の筋肉には押すと痛みを感じる圧痛点があり、くびが硬くて動かしづらいのが特徴です。
精神的ストレスや、痛みや眼精疲労による有害な刺激によって引き起こされる筋肉の収縮が原因になります。
また、そこで起きた頭痛がストレスや刺激となり、さらに筋肉を収縮させて頭痛をひどくするという悪循環ができてしまいます。
- ストレス解消を心がける
- 趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。
- 適度な運動を習慣に
- 無理せず続けられる運動をできれば毎日行いましょう。
背筋や腹筋を鍛える体操、肩や首の筋肉をリラックスさせる体操なども効果的です。よい姿勢を心がけることも大切! - 筋肉を収縮させないよう気配りを
-
- こった部分を温シップやホットタオルで温める
- ぬるめのお湯にゆっくりつかるなど、毎日の生活でこりを貯めないよう気をつけましょう。
片頭痛は、頭の血管の拡張による頭痛です。
緊張型頭痛に次いで一般的な頭痛で、比較的女性に多く見られます。
症状は発作的にひどい頭痛が現れて、数時間から2~3日持続します。
典型的片頭痛では、頭痛に先立つ症状として目がチカチカしてギザギザが見えたり、閃輝暗転を伴うことがあります。続いて片側あるいは両側がズキンズキンと激しく痛む症状が現れ、吐き気を伴うこともあります。
また、発作の最中に体を動かすなどして頭の位置を変えると痛みが悪化するのも片頭痛特有の症状です。
典型的片頭痛の他に、前ぶれがなく頭全体が痛む普通型片頭痛もあります。
原因は明らかにされていませんが、完全主義、努力家、神経質な性格の人がなりやすいと言われています。ストレスや過労のほか、特定の食べ物や薬などが有害な刺激となる場合もあります。
- 規則正しい生活を心がける
- 寝不足や寝過ぎをせず 、規則正しい食生活を心がけましょう。
- ストレス解消を心がける
- 緊張型頭痛と同じく、ストレスは頭痛の大敵。趣味やスポーツなど打ち込めることを見つけましょう。
- 痛む部分をアイスパックや氷で冷やす
1カ月くらいの間、毎日のようにほぼ決まった時間に、片方の目の奥が激しく痛むのが群発頭痛です。
男性に多く、20~30歳代から発症することが多いのが特徴です。通常、一年に1~2回の周期で起こります。睡眠中、特に明け方に目の奥をえぐる様な激しい痛みが襲いかかってくることが多く、1~2時間続くと、自然に治ります。痛みのある側の目が真っ赤に充血したり、涙がポロポロと出る、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの症状を伴うケースもあります。
原因は明らかにされていませんが、目のすぐ後ろにある太い血管が拡張し、その周囲に炎症が生じて、神経を刺激するために起こると考えられています。
- 発作の原因となる行動を避けましょう。
発作の原因になる可能性がある、下記に気をつけましょう。 -
- 症状が出る時期はアルコールを飲まない。
- 入浴後に痛みが起こる人は湯船につからず、シャワーを浴びましょう。
- 血管拡張薬を服用中の人は、医師に相談を。
- 発作時の痛みには、100パーセント濃度の酸素の吸入が有効ですが発作が起きたら病院に行きましょう。
日常的によく見られる「機能性頭痛」のほかに、病気が原因で起こる「器質性頭痛」があります。「器質性頭痛」は頭痛全体の1割未満といわれていますが、頭痛が大きな病気のシグナルとなっている場合がありますので、 下記の症状が出た場合は、必ず病院に行き、医師の診断を受けましょう。
- 今までに経験したことのない頭痛
- 意識が遠のく、手足がしびれる、発熱など頭痛以外の症状を伴う
- 鎮痛剤が効かないような激しい頭痛
- 頭痛がどんどんひどくなる
また、頭痛を伴う危険な病気には、
- クモ膜下(まくか)出血 :脳の血管の破裂で脳を取り囲むクモ膜下腔に出血が起こる。
- 髄膜(ずいまく)炎 :脳の髄膜が細菌などに感染し、炎症を起こす。
- 脳出血 :脳の血管が破れて血腫(けっしゅ)ができる。
- 慢性硬膜下血腫 (こうまくかけっしゅ) :頭を強く打ったために出血が起こる。
などがあります。
機能性頭痛の人も自分の頭痛の原因や誘因を知って、頭痛の悩みから解放されるために、一度、医師に相談を。とくに、頻繁に片頭痛が起こる場合や、ストレス解消などをはかっても緊張型頭痛が改善されない場合は受診をおすすめします。脳の病気を見逃さないためにも、心配のある方はまずは一度、病院へ診察を受けに行きましょう。









