共同開発の中止について

2004年4月22日

大正製薬株式会社(社長 上原 明)は、アボット ジャパン株式会社[本社:東京都港区/代表者 ホルガー・エー・リープマン]と協議の結果、両社で行っておりましたケトライド系抗菌剤「ABT-773」の日本での共同開発を中止することといたしました。
これは、ABT-773の海外開発をアボット ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)[本社:アメリカ合衆国イリノイ州/代表者 マイルス・ディー・ホワイト](以下、「アボット」といいます。)が既に中断していることを考慮し、当社の医療用事業における開発方針と優先順位の見直しにより決定したものです。

大正製薬は1985年にアボットと、大正製薬が開発したマクロライド系抗菌剤「クラリス」(一般名:クラリスロマイシン)のライセンス契約を締結し、アボットは現在「バイアキシン」「クラリシッド」などの商品名で日本を含む90カ国以上の国々で販売しています。
さらに両社は、1997年に次世代マクロライド系抗菌剤の共同研究・開発及び販売に関する契約を締結し、共同研究の成果として創製されたABT-773を、大正製薬とアボット ジャパンの両社で、日本での共同開発を行っておりました(現在フェーズ2)。

大正製薬は医療用医薬品事業の拡充を目指し、1995年より自社オリジナル新薬創製のための体制を強化、2003年後半には3品目がフェーズ1臨床試験入りし、本年も複数品目のフェーズ1臨床試験入りを予定するなど着実に成果を上げて参りました。さらには富山化学工業との抗菌剤における共同研究提携も進めております。
当社は、アボットとの提携と友好関係はこれまで通り維持しつつ、事業バランスをとりながら研究開発マネジメントをスピーディーに効率良く行ってゆくため、「ABT-773」の共同開発の中止を決定いたしました。