エピジェネシス社と喘息治療薬の共同開発契約を締結

2001年3月1日



大正製薬(社長:上原 明)と、米国バイオベンチャー企業・エピジェネシス社(本社 米国ニュージャージー州クランベリー CEO ジョナサン W ナイス)は、喘息治療薬「EPI-2010」の導入及びワールドワイドベースでの共同開発に関する契約を正式に締結しました。

今回の契約は昨年2月に両者間で合意されていた意図確認書に基づく正式契約であり、大正製薬はエピジェネシス社から「EPI-2010」に関するアジア地域の開発・販売権を獲得し、欧米での権利は両者で共有し共同開発を行うこととなっております。
また大正製薬は、今回の提携により今後の研究により得られる「EPI-2010」の後継品等の権利についても第一交渉権を獲得することになります。

喘息に関与すると考えられる生体内因子の一つとしてアデノシンA1が知られていますが「EPI-2010」はアデノシンA1受容体のアンチセンスで吸入喘息治療薬として開発が進められており、現在英米で第一相臨床試験が行われています。

喘息患者数は環境要因の悪化により年々増加の一途をたどっており、又慢性喘息症患者のクオリティーオブライフは深刻な問題となっております。本剤は新しい喘息治療法の一つとして患者に福音をもたらすものと考えられます。

エピジェネシス社は、呼吸器疾患を対象としたアンチセンスを精力的に研究開発しているバイオベンチャーであり、30人程度の従業員を有しております。同社は「EPI-2010」以外にも呼吸器疾患を対象とした複数のアンチセンスを開発しております。

大正製薬は、現在医療用医薬品分野における研究開発力を着実に強化しており、その一環としてバイオベンチャー企業との提携を積極展開している最中です。

この「EPI-2010」の共同開発に関する提携はアレルギー領域を戦略領域の一つに掲げている大正製薬と有力な事業パートナーを求めていたエピジェネシス社との企業方針が合致したものといえます。

◇エピジェネシス社(EpiGenesis Pharmaceuticals,Inc.)概要
本 社 米国ニュージャージー州クランベリー
設 立 1995年
社 長 CEO ジョナサン W ナイス