クイックリリース技術を活用 新規オキシカム系非ステロイド性消炎・鎮痛剤「ロルカム錠」発売

2001年2月2日



大正製薬(社長 上原 明)は、平成12年12月22日に製造承認を取得していた、オキシカム系の非ステロイド性消炎・鎮痛剤「ロルカム錠」(一般名:ロルノキシカム)が、本日薬価収載されましたので、2月下旬に発売を開始いたします。

旧来のオキシカム系の非ステロイド性消炎・鎮痛剤(NSAID)が緩やかな吸収・代謝を特徴としているのに対し、「ロルカム錠」は、当社独自の製剤改良技術「クイックリリース技術」により、有効成分の最高血中濃度到達時間が内服後30数分程度(空腹時)という、極めて良好な吸収性を有し、切れ味に優れた薬剤です。 また、代謝性が高く血中濃度半減期が短いため、高齢者や消化管障害既往歴のある患者さんなどには、より安全性に優れた薬剤となります。

ロルノキシカムは、1977年 ホフマン・ラ・ロシュ社(Hoffmann-La Roche)において合成されたオキシカム系のNSAIDで、従来のNSAIDと比べて強力な抗炎症・鎮痛効果を有します。さらに、「クイックリリース技術」による血中濃度の立ち上がりの速さから手術後疼痛等の急性症状に対し、迅速な鎮痛効果を示します。 また、本剤の易代謝性により、慢性関節リウマチ等の慢性疾患においても安全に投与が続けられると考えられます。

海外では1985年以降、ケミー・リンツ社(Chemie Linz)(現 ニコメッド・ファルマ社(Nycomed Pharma))による国際的な開発並びに製品化が精力的に推進されており、現在、世界で20を越える国々において承認又は販売されております。

日本においては、当社が1988年(昭和63年)に導入し、研究段階に於いて溶出性に関連する独自の製剤改良技術「クイックリリース技術」を開発し、平成11年4月に特許「吸収を促進した内服用固形製剤」を取得いたしました。 この技術はニコメッド・ファルマ社に対し供与し、諸外国に於いてクイックリリースタイプのロルノキシカム製剤として広く展開される予定となっています。

◇製品概要
製 品 名 ロルカム錠 2mg、ロルカム錠 4mg(Lorcam tab.)
一 般  名 ロルノキシカム(lornoxicam)
区   分 劇薬、指定医薬品
効能・効果
(1) 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
慢性関節リウマチ
変形性関節症
腰痛症
頸肩腕症候群
肩関節周囲炎
(2) 手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛
用法・用量
(1) 下通常、成人にはロルノキシカムとして1回4mgを1日3回食後に 経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日18mg を限度とする。
(2) 通常、成人にはロルノキシカムとして1回8mgを頓用する。 ただし、1回8mgまで、1日量は24mgまで、投与期間は3日間ま でを限度とする。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。
製造承認日 平成12年12月22日
薬価収載日 平成13年2月2日
発 売 日 平成13年2月下旬を予定
薬 価 基 準 ロルカム錠2mg(1錠) 20.10円
ロルカム錠4mg(1錠) 31.50円
包    装 ロルカム錠2mg・4mg共に
PTP100錠、1000錠、3000錠
バラ1000錠
製造・販売 大正製薬株式会社