ヤンセン社(ジョンソン&ジョンソングループ)とライセンス及び共同研究・開発に関する契約を締結

2000年12月20日



大正製薬(本社:日本、社長:上原 明)と、ジョンソン&ジョンソン社のグループ企業であるヤンセン・ファーマシューティカ社(本社:ベルギー、代表責任者:Ajid Shetty)は、大正製薬が創薬し、既存薬とは異なる作用メカニズムのうつ病や不安・神経症の治療薬となりうる、新規CRF(コルチコトロピン・リリーシング・ファクター)受容体拮抗薬(前臨床段階)について、ライセンス及び共同研究・開発に関する契約を締結しました。

内因性神経ペプチドであるCRFは、主として視床下部で生成・分泌されますが、その他の脳部位にも局在することが知られており、心身のストレス反応に対して重要な役割を担っていると考えられます。従って、CRFの機能を抑制することで、ストレスが関与するうつ病、不安・神経症等の中枢神経疾患への治療効果が期待できます。大正製薬は、自社の研究から、このCRFの受容体に対し、高い親和性を有する拮抗剤を見い出しました。

今回の契約により、大正製薬は、日本を除く全世界での開発費用をヤンセン社と負担するとともに、ヤンセン社に対し当該テリトリーでの独占的な開発・販売権を与え、マイルストーン・ペイメントと製品売上からのロイヤリティー等を得ます。なお、日本では、大正製薬が開発・販売を行い、また、アメリカ及びヨーロッパ主要国においては、ヤンセン社とともに販売できるオプション権を有しています。今後、両社で協力し、全世界での研究開発を進めていく予定です。

ヤンセン社は、アメリカを含む32カ国に関連企業を有し、鎮痛、精神・神経系、癌、消化器系等の領域の研究開発に注力しています。世界51カ国の関連企業 180社に約91,400名の従業員を擁して、医療用・消費者向けヘルスケア製品の製造と関連サービスの提供を行い、175カ国以上でそれらの販売を行っている世界有数の総合医療メーカー ジョンソン&ジョンソン社のグループ企業です。現在、有用な新規抗うつ薬の探索に力を入れています。 大正製薬は、一般用医薬品においては日本ではトップ、世界でもナンバー2の企業ですが、現在医療用医薬品分野の研究開発力を着実に強化しており、バイオベンチャー企業との提携をはじめ国内外の企業との提携を積極的に展開している最中です。今回の提携は、その成果の一つです。

◇ヤンセン・ファーマシューティカ社概要
本   社 ベルギー
設   立 1953年
代表責任者 Dr. Ajid Shetty