大正製薬と米国・フェリン社が鼻腔内器官(鋤鼻系:じょびけい)作動薬に関する研究及びオプション契約を締結

2000年9月6日



大正製薬(社長:上原 明)と、米国バイオベンチャー企業 フェリン・ファーマシューティカルズ社(本社 米国カリフォルニア州メンロパーク 社長:デビット L.ベルリーナ、以下フェリン社)は、フェリン社のボメロフェリン類(鋤鼻系作動化合物)に関する研究及びオプション契約に合意致しました。

今回の契約により、大正製薬はフェリン社のボメロフェリン類に関する研究オプション権を治療ターゲットを選択のうえ獲得し、この研究から得られるボメロフェリン化合物について、次のライセンス契約に入ることができることとなります。ライセンス契約において、大正製薬はアジアの独占的開発・販売権及び欧米等の地域での半独占的開発・販売権を獲得することとなります。

ボメロフェリン類は、脳の視床下部(脳内で感情,血圧,行動,食欲,性欲及び神経内分泌系の調節を司る部位)との神経連絡を取っている、ヒトの鼻腔内に存在する器官(鋤鼻系器官)に作用する薬物です。
ボメロフェリン類を鼻腔内投与することにより、鋤鼻系器官-視床下部神経連絡を介し、体内に入らずに直接的な影響を与え、生体機能調節が生じると期待されます。
また、その作用はピコグラム単位という極めて少量で、速やかに発現し、かつ安全であり、今後の研究開発により、安全・有効でかつ簡便な新しい治療方法となると考えられます。

フェリン社は、鋤鼻系器官及びその作動薬ボメロフェリン類に特化したバイオ・ベンチャー企業であり、これら研究開発から次々と新知見を見出し特許化を進めており、この分野においてはトップ・カンパニーと言えます。

大正製薬は、現在医薬品分野における研究開発力を着実に強化しており、その一環としてバイオベンチャー企業との提携を積極展開している最中です。

◇フェリン社概要
本 社 米国カリフォルニア州メンロパーク
設 立 1991年
代表者 デビット L.ベルリーナ