「上原近代美術館」開館のご案内

2000年3月15日





3月15日、財団法人上原近代美術館(理事長 上原 昭二)の開館式が、静岡県下田市の当美術館内で行われました。3月16日より一般公開いたします。

この美術館は、大正製薬株式会社代表取締役会長 上原昭二が私財を投じて設立し、長年にわたって収集し愛蔵した美術品の寄贈により創設されました。

亡き両親である上原正吉・小枝夫妻(両大正製薬株式会社名誉会長)は日本画の鑑賞と収集を好み、その影響を受けた上原昭二も若い頃から美術鑑賞を趣味とし、特に西洋近代美術に興味し、収集にあたりました。

あくまでも個人のコレクションであるため、多くが小品ではありますが、西洋近代美術の一側面を知ることのできる、注目すべきコレクションとなっております。
ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソ等の西洋近代絵画のほか、川合玉堂、伊東深水、梅原龍三郎、安井曽太郎等の絵画、マンズー、マリーニ等の彫刻と多彩なコレクションを順次紹介してまいります。

財団法人上原近代美術館の目的とするところは、美術品の収集・保管・展示及び資料の収集や美術品全般にわたる調査研究をはじめ、美術専門家を招いての研修会・講演会等を開催し広く一般の利用に供するとともに、資料等の公開や絵画教室等を催し、青少年育成のために力を入れ美術品に関する啓蒙普及活動を行い、教育文化の発展に寄与することにあります。
今後さらに美術品の収集にあたり、一層の充実を図る考えです。

3月16日(木)から8月20日(日)まで、開館を記念して「フランス近代絵画の名品展-上原昭二コレクション-」が催され、40数点の絵画が展示公開されます。また、秋には日本近代洋画や版画の展示も予定しております。
伊豆の山々に囲まれたこの美術館で多くの皆さまが安らぎのひとときをお過ごし頂ければ幸いです。

上原近代美術館 概要
名 称 財団法人上原近代美術館
住 所 静岡県下田市宇土金341番地
TEL 0558(28)1228 FAX 0558(28)1227
理事長 上原 昭二
美術館長 大平 吉子
主務官庁 静岡県教育委員会
設立日 平成10年10月8日
開館日 平成12年3月15日(16日より一般公開)
大人800円 小人400円 団体20名以上10%引き
基本財産 土地 2,673平方メートル
建物 1,130.76平方メートル(延床面積)
現金 2億円  株式 5億円(額面)
主な作品 ウルビノ壺のある静物(セザンヌ)、ジヴェルニー付近のセーヌ川(モネ)、アルジャントゥイユの橋(ルノワール)、読書する少女(マティス)、科学と博愛(ピカソ)、雨降りのカンネ風景(ボナール)等




参考資料
[他の財団活動]


◇財団法人上原仏教美術振興財団 「上原仏教美術館」 概要
設 立 昭和58年
住 所 静岡県下田市宇土金
上原近代美術館同様に故上原正吉・小枝名誉会長の菩提所のそばに位置します。
理事長 上原 昭二
  ・上原仏教美術館は、曹洞宗管長・永平寺七十六世・故秦慧玉禅師の厚い導きと、故上原正吉・小枝両名誉会長の寄進によって故上原小枝名誉会長の郷里下田市宇土金の地に建設しました。
・館内には木彫の仏像数十体をはじめ、絵画など近代仏教美術に関する資料を保管・展示しているほか、より深く研究したい方々には図書やスライドなども公開するなど、我が国でもめずらしい仏教美術専門の美術館です。
・財団法人上原仏教美術振興財団は、専門家を招いての講習、講演会を開催し、仏教美術の啓発と普及に寄与しております。


◇財団法人上原記念生命科学財団 概要
設 立 昭和60年
住 所 東京都豊島区高田
理事長 上原 昭二
  ・昭和58年3月12日に他界した故上原正吉名誉会長の遺志を継承し、当社の創業70周年の記念として設立いたしました。
・財団法人上原記念生命科学財団の目的とするところは、医薬品の開発をはじめとする生命科学に関する諸分野の研究を奨励し、国民の健康と福祉の向上に寄与することであります。
・世界的研究の進展に顕著な功績をあげた研究者に対する「上原賞」の贈呈をはじめ、生命科学への様々な研究助成や若手研究者への留学支援など、生命科学の発展に寄与しております。


これら財団法人の設立は、平成8年8月に他界した故上原小枝名誉会長が常々申しておりました「何か人の為になる事を心がけるべきである」という考えが具現化したものの一つです。