殺虫剤ブランドの商標使用権を貸与

2000年1月14日



大正製薬(社長 上原 明)は、昨年9月に殺虫剤事業からの撤退を表明いたしましたが、このたび殺虫剤・ワイパアブランドの商標使用権を製造権と販売権に分けて、それぞれ次のように貸与することにいたしました。
「製造に関する商標使用権」は、これまで製造をお願いしていた小池化学など5社に貸与します。
「販売に関する商標使用権」は、白元(社長 鎌田 收)に貸与することと致します。尚、貸与条件については現在交渉中であります。

 大正製薬は、21世紀を見据えた様々な事業改革の一環として、昨年9月に「殺虫剤の今年度限りでの製造中止と事業からの撤退」を発表したところ、数多くの企業から事業の承継や商標使用権の譲渡の申し入れを受けました。
しかし大正製薬にとりまして、これまで大切に育ててきたブランドは売却や譲渡ではなく、今後とも資産として保有することが大切であると考えておりました。
そこで、殺虫剤事業に長年貢献して下さった製造メーカーの皆様がこれまで通り製造を継続できることと、その製品とブランドを大切に販売頂けることを基準に「販売権」の貸与先の検討を重ね、その主旨に賛同いただけた白元に貸与することにいたしました。

 白元は「アイスノン」「ホッカイロ」「ミセスロイド」など、数々のロングセラー商品を持つ生活関連市場のトップメーカーです。創業以来一貫して「日々の暮らしの快適さ(デイリーケア・ケミカル)」という視点で業界をリードしてまいりました。「ひとつ上の安心へ」をテーマに、5年後を見据えた綿密なマーティング戦略を創生中であり、今後の展開として「殺虫剤」が重要な事業であると判断いたしました。 また、白元の数々の商品ラインアップにおいて、春・秋・冬をリードする商品群は充実しておりましたが、夏を象徴する商品の充実が以前からの課題でもありました。白元は、本年4月より本格的な殺虫剤事業への参入を果たすことで、事業フィールドを確実に広げ、確固たる競争基盤を築けるものと確信しております。