大正製薬 殺虫剤の製造を中止

1999年9月16日



大正製薬(社長 上原 明)は、長年に渡り事業展開してきた「殺虫剤」の製造を、今年度をもって中止することにしました。

大正製薬は近年、事業環境の厳しさと国際競争時代に対応するため、様々な事業改革に積極的に取り組んできました。
専門性と効率性を追求し、それぞれの事業基盤をより強化することを目的に、昨年6月には物流部門を分社化した「大正製薬物流サービス」を設立、今年7月には複数の部署をまとめて分社化した「大正ビジネス総研」を設立しました。さらには、生産・研究体制や営業体制の強化、人事制度の改革や目標管理制度への取組みにも努めています。

このような事業改革への取組みの中で、製品ラインアップやブランド戦略の見直しも行いました。

当社は、昭和11年に殺虫剤事業に参入以来、生活者の方々から支持される「製薬メーカーの安心して使える殺虫剤」をコンセプトに、様々な有力ブランドを発売してきました。
しかし近年、衛生環境の整備に伴い殺虫剤市場は伸び悩み、今後の大きな拡充は難しい状況です。21世紀を見据えた事業改革を行っていく上で、殺虫剤事業は終息させ、投入していた資本と人材などを、他の製品カテゴリーの強化に活用することが重要であると判断しました。
今年度中に、殺虫剤の製造は中止します。ただし市場流通分と当社保有の在庫による販売活動は、当面の間、継続します。なお、防虫忌避剤(虫よけスプレー)の製造・販売は今後も行う予定です。

当社では、今後も考え得る様々な事業改革に積極的に取り組んでまいります。また、高齢化社会と本格的なセルフメディケーション時代の到来に対応するため、カテゴリーマネージャー制度をより徹底させ、生活者思考を重視した製品開発に努めてまいります。