大正製薬「治験薬製造センター」と「新合成棟」が完成

1999年9月14日



大正製薬が大宮工場内で進めてまいりました、治験薬製造センターと新合成棟の建設が完成し、9月上旬に竣工いたしました。

大正製薬は1988年より、生産・研究体制のリニューアルに取り組んでいます。
これまでに製剤1号棟(内服固形剤工場)と原材料棟、研究所の拡充とリニューアル、ドリンク剤専用の埼玉県羽生工場などが完了、このたびの治験薬製造センターと新合成棟の建設は、当社大宮工場再開発計画の第4期工事に該当します。

治験薬製造センター(地上4階建)は、1997年に制定された治験薬に対するGMP基準(Good Manufacturing Practice:医薬品の製造管理および品質管理に関する基準)に適合した、臨床試験等に使用される治験薬専門の製造工場です。 この治験薬製造センターは、世界でもっとも厳しいとされる米国のGMP基準に適合することを目標にしています。日本国内にとどまらず、新薬開発のグローバル化に対応するために建設したものです。
施設内には、内服固形剤の治験薬製造ラインとともに各種分析設備を有し、治験薬だけでなく、GLP関連物質を分析する機能も持っています。
また人と物の動線を分離し、空調もワンスルー方式を採用した交叉汚染防止体制をとっています。

新合成棟(地上4階建)は、主に医療用医薬品の原体を合成製造するための工場施設です。
従来は、大宮工場内に分散した、中小規模の工場で合成行程を行ってまいりました。しかし近年、クラリスロマイシンを中心に、医療用医薬品の販売・製造量が増加していることと、自社開発品の新製品発売が控えていることから、生産性を上げて、さらなる生産量の増加に備えるために建設したものです。
当面は、旧工場からクラリスロマイシンとアルプロスタジルの生産を移管して、生産能力の増強に努めます。
この新合成棟も治験薬製造センターと同様に、米国のGMP基準に適合することを目標に建設いたしました。


◇治験薬製造センター概要
生産品目 医療用医薬品とOTC薬両方の、治験用内服固形製剤
構  造 鉄骨造、地上4階建
建築面積 2,150m2(約 650坪)
延床面積 5,460m2(約1,650坪)
従業員数 14名
総 工 費 約43億円
設計施工 日揮株式会社
建築施工 鹿島建設株式会社
着  工 平成10年2月



◇新合成棟概要
生産品目 クラリスロマイシン等の医療用医薬品原体
構  造 鉄骨造、地上4階建
建築面積 1,330m2(約 400坪)
延床面積 3,630m2(約1,100坪)
従業員数 16名
総 工 費 約59億円
設計施工 日揮株式会社
建築施工 戸田建設株式会社
着  工 平成10年4月