アボット社と抗菌剤の共同研究契約を締結

1997年10月20日



平成9年10月、米国アボット・ラボラトリーズ(本社:米国イリノイ州、会長:デュアン・L・バーナム)と、次世代のマクロライド系抗菌剤(抗バクテリア剤)の共同研究・開発および販売に関する契約を締結しました。

両者はそれぞれの研究方針を尊重しながら協力し、次世代の独創的な抗菌剤の創製をめざします。共同研究から得られた成果は、日本国内では、大正製薬とダイナボット社が開発および販売権を共有します。日本を除く全世界では、アボット社が開発および販売権を所有します。ただし、大正製薬はアボット社への権利許諾の対価として、日本を除く全世界の売上に対する一定のロイヤリティーを取得します。

当社は、1985年にアボット社と、当社が開発したマクロライド系抗菌剤[クラリス](一般名クラリスロマイシン)のライセンス契約を結び、現在アボット社は[バイアキシン][クラリシッド]などの商品名で、日本を含む世界94か国で販売しています。1996年のクラリスロマイシンの全世界の売上は10億USドルを超えており、マクロライド系抗菌剤のトップ商品になっています。

この共同研究の開始によって、両者の10年を超える友好関係がより緊密化するとともに、両者の2つの世界的なマクロライドの研究組織が協力することにより、次世代に向けての創薬開発が、より幅広く強力に推進されることになります。

●アボット社(Abbott Laboratories)の概要
アボット社はヘルス・ケアの領域で多角化している世界的な企業であり、医薬品、診断薬、栄養剤、病院向け製品などの創薬研究、開発、製造を行っています。従業員は54,000名で、130か国以上でその製品を販売しています。アボット社の1996年の総売上は110億ドル、純利益19億ドル、1株当たりの利益2.41ドルです。