便秘の仕組みについて
便秘薬を正しく使ってスッキリ

便秘で不調が見られるときには、市販の便秘薬を使うのも1つの方法。その場合は、食事や運動、ストレス解消などの生活改善を行いながら、補助的に利用することが大切です。たくさんある便秘薬の中から適切な薬を選ぶために、便秘薬が大腸でどう働くのか、その作用についても知っておきましょう。

自分にあった便秘薬を見つけましょう

便秘薬は作用によって、浸潤性下剤、刺激性下剤などいくつかのタイプがあり、作用の強さも薬によって違います。薬を選ぶポイントは、次の2点です。

  • 自分の便秘の症状や体質、生活スタイルに合ったものを選ぶ
  • 最初から強い薬を使うのは避け、なるべく効き目が穏やかなものから試す

いろいろあって迷ってしまうという人は、薬局やドラッグストアで薬剤師や、登録販売者に相談し、アドバイスしてもらいましょう。

腸内での便秘薬の働き腸内での便秘薬の働き

腸内での便秘薬の働き

(1)浸潤性下剤
硬くなった便に水分を浸透させて、適度に軟らかくする。
(2)刺激性下剤
腸の粘膜を刺激して、ぜん動運動を活発にする。
硬くなった便に水分を浸透させて、適度に軟らかくする。

症状が続くときは、一度、受診を

症状がなかなか改善しないと、つい薬の量を増やしてしまいがち。便秘薬は必ず用法、用量を守って使うことが大切です。便通の改善がみられたら、徐々に薬の量を減らしたり、服用間隔をあけたりして調整し、自然な排便にもっていくようにしましょう。ただし、薬が効きにくくなってきたり、頑固な便秘が続いたりする場合は、一度医師に相談して、原因をきちんと確かめた方が安心。便秘以外に気になる症状がある人も、受診するようにしましょう。

症状が続くときは、一度、受診を症状が続くときは、一度、受診を
監修:
松枝 啓(まつえだ けい)先生

1943年生まれ。‘69年岡山大学医学部卒業。国立国際医療センター第一消化器科医長、教育部長、国立精神・神経センター国府台病院副院長を経て、現在、独立行政法人国立病院機構さいがた病院院長。専門は炎症性腸疾患、臨床栄養、消化管運動など。